任意売却を成功させる3つの秘訣
1. 任意売却を知ること
まずは、任意売却を知ることから始めましょう。
住宅ローンの支払いが困難になった場合でも、不動産を有利に売却できる任意売却。その流れやメリットが大きいとされる理由についてご説明します。
ローン滞納から競売までの流れ
金融機関によって多少の差がありますが、住宅ローンの滞納を2ヶ月続けてしまうと、借入れをしている金融機関から「代位弁済手続き開始の予告」という通知が届きます。
滞納の段階で金融機関との間で相談をする方も多いのですが、それでも解決に至らない場合、概ね6ヶ月の滞納で期限の利益の喪失となり、強制的に競売へと移行します。
競売にかけられてしまうと市場の5割~7割の価格で売却されるため、多くの住宅ローン残債が残ってしまう場合が多いのです。
また、競売情報は新聞、インターネット、雑誌など多くの媒体に掲載されるので、早い段階から周囲に知れ渡ってしまう可能性が高いです。
競売の場合、買い手がみつかった段階で退去命令が下されます。引越し先が決まっていない、引越し費用がない、などの理由に関わらず強制退去となります。
任意売却を勧める理由
デメリットの多い競売に比べ、債権者の承諾を得た上で債務者の意思のもと不動産売却できる任意売却には、次のような多くのメリットがあります。
1.市場価格に近い価格で売却できる
競売とは異なり適正価格が設定されるため、市場価格に近い価格での売却が可能です。
2.交渉次第で引越し費用を捻出することも可能
債権者との交渉次第で、売却価格の中から引越し費用を捻出できる可能性があります。引越し日についても相談できるため、計画性を持った引越しが可能です。
3.プライバシーが守られる
表向きは通常の不動産売買という形をとっているため、近隣の方や親戚に事実を知られることはほぼないでしょう。引越し日も相談できるので、対外的には一般的な売買と変わりません。
2. できる限り早い相談を
任意売却には、「競売の開札」というタイムリミットがあります。限られた時間の中で、相談や債権者への交渉、不動産の売却まで進めるため、余裕はほとんどありません。
任意売却では、債権者の同意がなければ手続きを進めることができません。債務状況や債権者によっては同意を得るために、時間を要する場合もあります。
いずれにしても時間との勝負になるため、迅速に手続きを開始することが重要なのです。先々のローン返済が少しでも難しいと感じたら、早めの相談をお勧めします。
3. 実績豊富な不動産会社を選ぶ
任意売却を成功させるためには、相談先を選ぶことがなにより重要なポイントとなります。
任意売却では高い専門性が必要とされるため、不動産会社によっては経験が少なかったり、業務としておこなっていなかったりする場合があります。
当社のお客様の中には、別の不動産会社に相談したところ、債務オーバーという理由で断られた方や、任期売却を依頼した結果、手続きや交渉がなかなか進まず競売寸前の状態になってしまった方もいらっしゃいます。
任期売却でより良い結果を出すためには、債務者に対して同意を引き出す交渉力や、住宅ローンの返済状況や債務全体の状況を把握し、最善の対応を行う判断力が必要となります。
任意売却を行う不動産会社の中には、高額な成功報酬を請求する会社も存在しますが、当社の成功報酬は、「宅地建物取引業法」で定められた仲介手数料のみとなっています。
売買価格が400万を越える場合の仲介手数料は、以下の計算式で算出しますが、原則として売却代金からお支払いいただくため、お客様がご用意いただく必要はありません。
仲介手数料=
(売買価格×3%+6万円)+消費税
任意売却をどこに相談・依頼するかによって、結果は大きく異なります。望んだ形で売却するためにも、豊富な経験と実績のある専門業者や不動産会社へのご相談をお勧めします。